2016年1月28日放送
とんこつ
・とんこつとは、豚の骨付きあばら肉を黒糖・芋焼酎・麦味噌などで長時間煮込んだ郷土料理。
・鹿児島市内では、居酒屋や郷土料理店などの50軒以上で、とんこつが提供されている!
・しかし、鹿児島県民にとってとんこつは家庭料理! 県外から来客があれば、お店に連れて行くこともあるが、基本的には家で作って食べる料理だという。
・角煮は三枚肉を醤油のタレで煮込むのに対し、とんこつは骨付きのあばら肉を味噌味に仕立てるのがスタンダード。
・とんこつは具だくさんの料理! 肉も野菜もたくさん食べられ、“寄せ鍋”感覚で冬に食べることも多いという。
2016年1月14日放送
仙台市周辺に住む宮城県民は、大量のセリを根っこまで使った『せり鍋』が大好き!?
せり鍋は、根っこごとのセリと、鶏肉(または鴨肉)などの具材を入れた鍋料理。最大の魅力はセリの根っこの部分。主役は肉ではなく、あくまでセリだという。せり鍋は2004年、仙台市内の居酒屋で、鴨肉ダシでセリを味わう鍋料理として誕生。現在では宮城県内の60店舗以上の飲食店で提供されている。
2016年1月14日放送 福島
いか人参
・いか人参は、スルメとニンジンを細切りにし、ダシ醤油・砂糖・みりんなどで味付けをした福島の郷土料理。
・メインのおかずではないが、福島県民の心と胃袋をしっかりと支えている!
・長人参で作った物が、福島伝統の真のいか人参!
・福島県内のスーパーでは、いか人参用に細切りされたスルメや、いか人参用のタレが販売されている!
・各家庭には、こだわりのオリジナルいか人参が存在! 枝豆、ゆず、ひじきなど、各家庭によって好みの具材を加えている。
2016年1月7日放送
セイコガニ
・セイコガニとは、福井で水揚げされる越前ガニ(ズワイガニ)のメスのこと。
・福井県民は、越前ガニよりセイコガニを熱愛!? 越前ガニには福井で水揚げされたブランドの証“黄色いタグ”が付くが、リーズナブルなセイコガニにも同じ黄色いタグが付く。その味はしっかりとお墨付き!
・旬の時期は、越前ガニは3月までだが、セイコガニは乱獲防止のため1月半ばまで。貴重な食材!
・福井県民は、セイコガニを塩茹でしたものをスーパーで買うのが定番だという。
・セイコガニの最大の魅力は卵! 外子と呼ばれる卵は、プチプチとした食感と磯の香りが特徴。甲羅の中にはミソと内子と呼ばれる卵巣があり、とろけるような旨味が魅力!
・セイコガニのみそ汁も定番! 越前町では2日間で約7万人を動員するイベント「越前かにまつり」が開催され、セイコガニ汁が目玉商品になっているという。
・越前町では、セイコガニのみぞれ鍋も定番! みぞれ鍋とは、大量の大根おろしと味噌、セイコガニを使ったお手軽鍋料理。ほかにも、セイコガニのクリームパスタやピザを出すお店もある。
・福井県内の全中学校を対象に、セイコガニの食べ方を教える授業を6年前から実施!
2016年1月7日放送
生桜えび
・生桜えびは超プレミアムな逸品! 焼きそばやお好み焼きなどによく入っている、桜えびよりも小さいエビは別モノで、あれは「アキアミ」と呼ばれる別の品種。
・桜えびが漁獲されるのは、駿河湾オンリー! 日本一の深さを誇る駿河湾は、陸地から急に深くなるため、水深200m付近にいる桜えびが沿岸部でも生息している。さらに、富士川、安倍川、大井川によって、餌となるプランクトンが豊富にあるからだという。
・桜えびは、殻付きのまま食べるのが最大の魅力。独特の食感と甘みが味わえる! カルシウムが豊富に摂取できるのもうれしい。
・静岡県民にとって、桜えびのかき揚げといえば、桜えび100%がスタンダード! 揚げることで桜えびの甘みが一層増すのだという。
・静岡県民は、桜えびをすき焼き風の鍋に入れる「沖上がり」も大好き!